無限多様の無限調和

…要するにごった煮です。

GWは遠出。3年越しでいざバズケロ邸へ。  

「GWどっか行きたいとこない?」
「バズケロさんち」(即答)
「遠すぎる」

なんてやりとりがありまして。
その時(3年前でした)は遠いからと却下になったのですが、また今年
「どっか行かない?」
「バズケロさんち」(即答w)

で、仕事のリズムが変わったばかりで自分のオーディオさえ聴く時間が取れなかったこともありそのまま放置していたのですが、
「決まったよ」
「え?マジすか?」
「朝4:30集合ね」
「…マジすか?」

でもまぁ、決まってしまえばオフ会は楽しみなもの。しかもずっと前から聴いてみたかったお宅です。
そんなこんなで日帰り弾丸ツアーで行ってまいりました、バズケロ邸!
今回はコーディネートから運転まで全てお任せ。「市場よって朝飯食いましょう」とか我儘放題です(笑)


バズケロさんと言えばファイルウェブの中でも屈指の実践派。
独自の解析と理論。膨大な試行錯誤を繰り返しそのプロセスを惜しげもなく披露する懐の広いお方。
イメージでは「ガハハハッ」とか豪快に笑う大男のイメージだったのですが、お会いしてみると物腰の柔らかい気さくなおじさん(失礼)…というかボンさんとアイドルトークで盛り上がっているのを見るとそこらのおっちゃんというか(超失礼)

でもやっぱりオーディオを語るときは只者では無いオーラがビシバシと。

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最初のハーベス部屋。
生活の一部に組み込まれ、インテリアの一部に溶け込んだ機器と音。
聴く位置によって音楽との距離感も自由自在。

80年代のアキュがインテリアに馴染んでいます。というか、今のよりずっとカッコいいと思う。
ハーベスもスタンド込みで実に佇まいが良い。音よりデザインで選んでます?
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実は最初は古色蒼然とした、ハーベスのエンクロージャーそのものの色が乗っていて、完全に癒し方向に振っているのかと思っていたのですが、数曲かけるうちにどんどん鮮度が上がってきて実に中庸な音色に。
ニュートラルとリアルの中間。空間や音像もこれ見よがしなところはなく、しかし十分オーディオ的にも聴ける絶妙なバランス。
「対向面に同じ素材は使ってない」とか「ロフトは音が飽和したときに対策できるように用意してあったけど要らなかった」とか、聞けばリビングオーディオと言いながらも恐ろしいほどの抜かり無さ。



それはJBL部屋も同様で、徹底的に計算して作られたとんでもない造り。
石井式+天井裏のレゾネーター。
床と壁の縁切り。
造りながら考えていったのでは絶対に工期に間に合わない、完璧な事前準備の賜物。
私のようにアースすらその場で決めて詰め切れなかったのとは訳が違います(^^ゞ
P1070779.jpg


そしてその効果は音に表れており、部屋の癖の無さは特筆に値します。
この狭さ(といってもエアボリューム的には20畳分くらいはありそうですが)で、この気密の良さで、この気圧の変化のなさは異常です。おそらく同等のエアボリュームで気密も近い私の部屋だと感じる僅かな圧迫感が全くありません。
響きはかなりデット。
パッと見た感じで吸音は少なめなのに一切変な響きはありません。

「ルームチューンは嫌い」
「部屋の響きを使うのではなく、その場の間接音は音源に既に入っている」
「だから直接音メインでいいし、部屋の広さも必要ない(というか寧ろ邪魔になる)」

部屋の響きをどこまで使うかはオーディオにとって終わりと答えのない議論だと思うのですが、普通は「逃げられないのだから上手く使う」と言うのが落としどころになりがち。
というかうちが正にそれ(笑) 通に部屋を作って、音を聴きながらルームチューンと進めて来ました。
しかしバズケロさんは上記のような方針で部屋を作ってしまいました。
これは物凄く危険な賭け…

だったと思うのですが、バズケロさんは見事に賭けに勝ってしまいました。
しかしこれは賭けだったのか?
運に頼るギャンブラーは二流。
勝負は始まる前に既に決まっている…みたいな?
しかしバズケロさんの建築当時は今よりさらに情報量は少なかったはず。
いやはや。それでこれを設計段階で決められるのって本当に異次元。


とは言え音が部屋だけで決まるはずもなく。
部屋にかけたのと同等、いや、もしかするとそれ以上の情熱がセッティングには込められていました。
バズケロさんと言えば
『1点アース』
『縦リジッドの横プリン』
などの独自メソッドが有名ですが、今回念願かなってやっと実物を見ることが出来ました。
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実は私もそれっぽいことをやってみようとしたことがあったのですが、これって高さ調整が激ムズなんですよ(;´Д`)
私は早々に諦めました。まったく良く水平取れるもんだと…。


部屋・電源(ここのこだわりもハンパない!)・セッティング。
全てを詰めに詰めて、とことんまでSNを追及して最終的に音楽を浮き彫りにする。
バズケロさんの手法はベクトル的には私と同じだと感じました。
そして実際に出ている音も、私の目指す方向と同じ。
音像が出るところでは前に出る。音場はきちんと後ろに広がる。
音楽の中での主と従の関係がしっかり描かれる。
とことん。のベクトルの長さの違いか、JBL部屋の方がうちより遥かに辛口なのですが、これは美味しい辛口。

バスケロさんの音を聴きながら、うちの音とJBL部屋の音の中間くらいが自分の理想だなぁ…なんて考えながら聴いていました。


そんなこんなで真剣勝負のJBL部屋で刺激を受けまくってからのハーベス部屋。
十分オーディオ的なのにめっちゃホッとする(笑)
これはセカンドシステムの理想形じゃ~!!

あ、そしてうちの音は多分ハーベス部屋とJBL部屋の中間くらいだ。



そんなこんなで朝10時から19時まで、じっくりバズケロサウンドを堪能させていただいてつくば一行は帰路に着いたのでした。
バズケロさん、ありがとうございました!!
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genmi邸とバーニャカウダ  

ポロっとbillboard東京でのボビーコールドウェルのチケットが当たりました。
当たったのは良かったんですが、嫁さんは出張、近場の友人知人は悉く仕事。
まぁ、数日前にいきなり平日ライブの誘いですしね…。きっとチケットの転売対策なんでしょう。
でもね、そもそもチケットが届くまでチケットがペアかソロかも分からないってどうなの!?

うーん。
これがジャズボーカルとか もっとオーディオ的な人のライブだったら誘いやすい方もいるのですが、ボビーコールドウェルか…。
オーディオって感じじゃないなぁ…。そもそも私が聴いたことないし(爆
あ、そういやあの人は平日休みのはず。連絡してみようか(酷い)


ということで2年半ぶりのgenmi邸です(^^ゞ

genmi01jpg.jpg


genmiシステムは機器は前回から変わらず。
しかし機器のセッティング、ルームチューンは相当に追い込まれたそう。
各方面で絶賛のgenmiサウンドを楽しませていただきました。

genmi02.jpg

見た目上の一番の違いはSP下のウェルフロートバーチでしょうか。


最初はシンプルな女性ボーカルから。
出てきた音はキツさを一切感じさせない優しい大人の音。
空間も綺麗に広がり、安心して音楽に浸らせてくれます。

前回はもっと個々の機器の高性能さを誇示するかのような鳴り方でした。
genmii邸は拙宅と同時期に建築されたので、ようやく建材が馴染んだというのもあるのでしょう。
しかしそれ以上にこれは試行錯誤による使いこなしを感じさせる音です。
とても前回と同じ機器から出てくる音とは思えません。


でも前回のオーディオ的な快感に溢れる音も好きなんですけどね(^^ゞ
多分私は積極的に前に出てくる音が好きなのかも。
ん?それって自分のシステムの逆の音?いや、でも今の音も勿論好きなように弄ってきたし…。

なんて他人様の音を聴かせていただくと自身を客観的に見つめ直す良い機会になります。
勿論それには『高レベルの音を聴かせていただくヽ(´▽`)/』という条件が付くのですが。


その辺の意見の擦り合わせや音楽トークもまた楽し。



そして続いて(こっちがメインのはずの)ライブです。
すでにgenmi邸でお腹一杯感があったのですが、なかなか楽しめました。
ボビーコールドウェルさんは御年のせいか厳しい所も多々見受けられましたが、それをカバーするバックの演奏が素晴らしかったです。やっぱりたまには生音聴かないとダメですね。PA入ってたけど。色々参考になりました。
billboardもその次に入ったイタリアンも美味しくて満足満足。
しかしあのバーニャカウダは1人でライブに行っていたら食べきれなかった…。ありがとう!genmiさん!!(笑)
また遊んでください。


あ、因みにCD持ってなかったので3日前にレンタルしてきて予習しました(笑)


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category: オフ会

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謹賀新年 と去年の事  

P1290500.jpg

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。



昨年のこと。
余ったVentoをボンさんが持って行って、さわりの記事を書いて…続編はまだかな?と思って待ってたら

「たびさん書いてからじゃなきゃ。」

と。
二人で待ちあってました(笑)
仕方ない。書きましょうとも。


前回4枚貼ったVentoですが、現在は写真のとおり3枚のL字型です。
4枚(というか右上位置が)だとどうしても反射音がキツくなってしまいます。

この4枚状態でオフ会をやり、さらに翌日にボンさんに聴いてもらったら「ダメ」と。
確かにL字にするときつさは無くなり、音場も綺麗に出ます。クオリティ的には確実は向上です。
が、しかし個人的にはこの時の音は嫌いではないのです。
私は音場がただ奥にドーンと下がるっていうのはイマイチ好きじゃないんです。(というか飽きました)
全てが奥に行っちゃうと音楽が単に遠いスクリーンに2D的に写っているだけにしか感じません。


私の考える奥行きって『音像の前後感』なんです。
音場自体が奥に展開しようが手前に来ようが問題ではありません。

私の考える音場って『確かな音像が適切に配置されている』ことなんです。
音像と音像の間はその曲ごとに音で埋まっていたり、完全な無音であったり。
音場派とか音像派とかいう議論自体がナンセンス。両立する・しないとかじゃなくて両立してないとおかしい。
ぼやけた定位で自分を包み込むのはただの音色。


4枚バージョンにはこの前後感を積極的に描こうとするところがありました。
ボーカルをちょっと前に出してきてそこを中心に展開する。
自分の音作りなんて意識していることもあり、この状態で詰めてみようかと思わせるものがありました。

対して3枚バージョンはグッと自然になり大人の音がします。
ボーカルはやや奥に下がり、前後感も丁寧に描き出します。


まー、ただ、これはVentoの枚数の問題ではなくて、どれだけの音を反射させるかの問題。
うちの壁は石膏ボード2重貼り&後ろはフラッシュの物置になっているためもともと弱~中デットなうえに音はかなり抜けていきます。
それがフロント一次反射を減らして後方展開を演出するのに一役買っていました。(人間は空間の広がりを直接音と間接音の比率・時間差で判断しています。あと経験。)
そこに堅いVentoを持ってきて一次反射を増やせば当然音像は前に出て来ます。
しかしここで問題なのがその反射音の質です。
Ventoを叩いてみると堅い樹脂っぽい音がします。決してカンカンした耳障りな音ではありませんが、それでも吸音メインだった石膏ボードに比べれば堅い音がします。

「Ventoって吸音とハイブリッドなんじゃないの?」という疑問もあるかとは思いますが、正面から見てみると吸音を活かすにはある程度の角度が必要な造りになっているのが分かります。
うちのフロント一次反射面では反射がメインになって直接音が強くなっていました。
適正なバランスは3枚、ないしは2枚でしょう。

ではなぜ4枚にしていたか。
先に書いた音場の描き方の他にもう1つ理由があります。
これも人間の耳の特徴なのですが、『先に入ってきた音を強く感じる』ためです。

花火大会を観に行ったことがあるなら覚えがあると思いますが、花火が一番体に来るのって
ちょっと離れたところで聴く場合ですよね。具体的には打ち上げ地点から200mくらい?
これが50mくらいまで近づくと音は大きくなるものの、何故か迫力がなくなる。
逆に1㎞も離れたら締まりのない低音がドヨ~ンと。
これは周波数ごとののスピード差・減衰などによりどの帯域の音が先に耳に入るかによって起こります。
オーディオでも同じことが起こり、高域をちょっと立ててやることで音に輪郭が付き、結果帯域も上下に伸びたように感じる。
STWを足すことでむしろ低域が沈むというのはこの効果でしょう。
逆に高域を吸い過ぎると鈍った芯のない音になってしまいます。

私はこのちょっとした高域の響き・アクセントをバイクで言うところの 逆ハン・カウンターのようなものだと考えています。
邪道ではあるけど大きく倒し込みたいならそれなりに効果的。
完璧に調音された部屋だとブレーキリリースからの正統派コーナリング。

私がちょっと響きを強くしたい理由はこんな所なのですが…
コーナーが連続するような曲(?)だと逆ハンはすぐ破綻します(^^ゞ


そして忘れていけないのが これはうちのデット気味の壁に対するアプローチだということ。
コンクリート打ちっ放しの壁だったりした場合は全面Ventoにしたってまだ柔らかくなることもあるでしょう。

でもうちでは色々頑張ったけど4枚じゃやっぱり多かった…。
3枚…いや。2枚でも良いかも。もしかしたら内側のは切断して0.4枚とかやるかも。


結局は使いこなしってことで。
物には限度、風呂には温度ってね。



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category: ルームチューン

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カーボンシールド  

DUSSUN R-10i の内部ボード用カーボンシールドを導入してみました。

P1290486.jpg
この赤いアルミのシールドを外すと

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基盤が入っているわけですが…
この写真って底板を外して撮っているんですよ。

ってことは…基盤は天板に取り付けられているため、このアルミをカーボンに変えたところでボードのインシュとして働くことなんてない訳で。

ってことは純粋にシールド能力の問題?
でも見ての通り各ブロックは分厚いアルミの壁で仕切られています。
下側に抜ける…といっても下はただの底板があるだけだし。

完全に見えないオシャレ?
振動モードが変わる…なんてことはあり得るか。
と言ってもどうせ気のせい程度だろうなぁ…。


P1290489.jpg
でもまぁ、確かに満足感はある(笑)


しかし予想に反して音は結構変わってしまいまして。
各帯域が滑らかにつながるように。
これは品位が上がったと言って良い変化。

僅かな変化ですが、これは大きい。



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category: ハード

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とうとうフロントに手を入れる Vento Square  

今まで数多のルームチューン材を退けてきたマイオーディオルームのフロントサイド。
定番アイテムから隠れた名品、ただの布や丸棒まで、おそらく10種類くらいは試してみたもののどれもピタッとハマってはくれませんでした。
おそらく石膏ボード2枚重ね&裏がクローゼットで音が適度に抜けるのが絶妙な吸音具合なのでしょう。

「ってことはこの何もない状態がベスト!?」

…なんてことも思わないでもないのですが、何か出来るのなら何かしたいのがマニアというもの(笑)
最後に一つだけ試してみたいアイテムがありました。
それはVento square。
うちでは既にリスポジサイドにも使ってまして、変な癖も感じさせず好印象だったのです。


しかしこのVento。
いつでも買えるから。そして虫ピンとは言え壁に穴をあけるのは躊躇われる…とアマゾンのリストに突っ込んだままにしていたらいつの間にか長期欠品。
調べてみたら性能の変わらないニューモデルに切り替わって値段が上がってしまっていました(定価は変わらないけど販売価格が大幅UP)
しかも基材の色が真っ白になり、やたら目立つ(´Д`;)
方々探して旧モデルをやっと2箱確保しました。

P1070581.jpg
実は今までもVentoは天井コーナーとフロント一次反射面に使ってまして、正直一次反射面のは効いているのかいないのかさっぱり分かりませんでした(^-^;
しかし、だからこそ劇的に効くようなアイテムでは絶対にやりすぎになるマイルームにちょうど良いはず。
色は木目より写真の白の方が違和感なさそうということで、白をチョイス。

余談ですが…写真のサーロジックのパネルはやはり劇的に効きすぎました。
左右の壁が取り払われて草原で聴いているかのような印象になります。ホール感などは皆無。
一長一短というよりは「この表現もこれはこれで」という感じだったのでたまに出してきて使おうかな?と。
しかし…左は長押しにキレイに嵌るのに右は引っ掛かるという…。長押しの高さズレているよ!!!
道理でSPのセッティングを厳密に出してもズレているように見える訳だ…(´Д`;)


そんな感じで選んだ白だったのですが、位置を仮決めるのに複数枚並べてみると物凄い違和感が(´Д`;)
目に痛い!これは駄目だ…ということで、薄墨を重ねてみました。
10303.jpg
薄めた墨汁を塗ってから更に拭き取ります。

10301.jpg
今度は壁に溶け込み過ぎてこれはこれで違和感大(-_-;)

さらに水拭きして落として…
10304.jpg
こんな感じになりました。


この状態で聴いてみると…反射過多?いや違うか。でもなんか違和感が…。
今までが全面弱吸音だったところに一次反射面だけ反射を持ってきたせいで、表現がなんかちぐはぐになってしまった印象です。
ここからもうちょっと聴き込みつつ パネルの隙間に吸音材を足したり、残りのパネルを足したり(まだあと8枚残ってます)していって調整しよう。



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